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2016年4月

2016年4月25日 (月)

ズートピア雑感

ズートピア吹き替えで見てきました。
以下、雑文、なぐり書き。

差別はいけないという人はナチュラルな差別をするな〜と、私は常々感じていたので、
ズートピアはものすごくしっくりきた。
何が悪で何が善かなんて、立場によって変わってくるもの。

私はわりとよく差別的発言もするし
共感出来ないけど認める、
というスタンスでいると、自然と世界が広がって意外と楽しいことになる。

何か勘が働いて、違和感があって、寄り添えないと思ったら離れてもいい。
私自身が歳をとるにつれてわかってきたことが描かれていたから、
そうだよ、これでいいんだよね?と思えた。

ストーリー的には、伏線回収が素晴らしい。
ちょっとしたエピソードにも全部意味があって、無駄がない。
テンポをよくするために削った部分が膨大なんだろうな。
逆にいうと、全く「静」がないので和むシーンがないかも。

街の作り込みもすごい。
ベイマックスもそうだったけど、あれだけ緻密に作ってほとんど見せないなんて、まるでディズニーパークのよう。

あとは、見せ方のうまさ。
冒頭、列車で移動することでズートピアのスケールと位置関係を、主題歌とともに入り込まされる手法は、感動した。
アングルも色々で、あれは名シーン。

動物のヌーディストクラブ?はシュール。
自分が見えてない人の皮肉の描写も面白かった。

モンスターズインクはピクサーだけど
あれもアメリカ社会的な作品。
いかにもな儲け主義、資本主義表現で、ちょっといやらしさを感じたのだけど
ズートピアはあの頃より成熟したアメリカ社会を感じた。

成熟というか、オバマさんの時代になって
余計分断されてしまったような今のアメリカの問題も描かれてるのかなあ。
肌で感じられないから想像だけど。

それを見た目キュートなキャラクターに乗せて全世界に見せることが出来てる
とにかくとんでもない脚本だ。と初見で唸りました。
何回か見たい作品です。

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